関西大学システム理工学部情報通信工学研究室

 2016年9月ACM ICN 2016におけるレポート

9月26-28日に京都のウェスティン都ホテルで開催されたACM Conference on Information-Centric Networking 2016 (ACM ICN 2016)でポスター発表を行いました.ACM ICNは,本会議で採択率28%,ポスターでも採択率36%という非常に厳しい会議で,この分野でトップレベルの会議です.参加者も,日本で開催されているにも関わらず,日本から30名,海外から75名と,海外参加者が非常に多い点も特徴です.また,UCLAのLixia Zhang氏など,コンテンツ指向ネットワークのアーキテクチャを提案している著名研究者も多く参加されていました.このような一流の会議に参加でき,また発表を行う機会を得て大いに刺激を受けてきました.

ポスター発表は``Multi-Source Congestion Control for Content Centric Networks"というタイトルで発表を行いました.コンテンツ指向ネットワークを専門とする研究者や企業の方々に発表を聞いて頂き,貴重な経験をすることが出来ました.また発表中には,一部山本先生にもディスカッションに加わって頂き,海外の研究者と活発な議論が行えました.

会議後には,山本先生に路地裏でひっそりと佇む京料理のお店に連れて行って頂きました.そして,京都の家庭料理として有名な「おばんざい」などを頂きました.その中でも,京野菜の一つである万願寺唐辛子のじゃこ炒めが絶品でした.万願寺唐辛子を今回初めて食べたのですが,普通の唐辛子から想像する辛さは全くなく,甘みの中に少し辛さがあるような味でした.

今回初めての発表でとても緊張しましたが,非常に良い経験が出来ました.発表が終わった今は,この内容をさらに発展させ,論文誌への投稿を検討しています.

関西大学システム理工学部情報通信工学研究室

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