関西大学システム理工学部情報通信工学研究室

 2023年7月24-26日 ICCCN 2023レポート

  2023年7月24-26日にアメリカ合衆国ハワイ州ホノルルで開催された国際会議The 32nd International Conference on Computer Communications and Networks (ICCCN 2023)で青木、阪本が発表を行いました。青木が``A Gateway Proxy with ECN Buffer Control for Inter-Datacenter Congestion Control,"、阪本が``Improving Fairness of NDN Congestion Control from Resource Pooling Perspective,"について、質疑応答も含め約15分の発表を行いました。会場からいくつか質問もあり、audienceからも興味をもって頂けました。

  我々が発表したセッション以外でも、米国、カナダ、ドイツ、オーストラリア、中国など多くの国から発表があり、活発な議論が行われていました。今回のICCCNでは182本の投稿があり、採択されたのは計55本ということで、ある程度質の高い国際会議でした。

  ICCCNはここ3年ほど残念ながらvirtual開催となっていたとGeneral Chairなども言っておられましたが、久しぶりの対面開催とのことです。これにあわせ、参加者の懇親を深めるための1日目のReception、ならびに2日目のBanquetが国際会議場となったホテルのプール横のテラスで開催され、多くの参加者がありました。

  1日目の会議終了後のReceptionでは、軽食を立食形式でいただきました。チーズがとても美味しかったのが印象的でした。以下は、国際会議場であるハイアットワイキキホテルの2階Reception会場で、ワイキキビーチをバックに参加者に撮影してもらったものです。

  2日目のパネルセッションではQuantum Networking: Synergistic Futureと題して、アメリカ国立科学財団 (NSF)のProgram DirectorであるDr. Almadena Chtchelkanova氏やNVIDIA CorporationのDirectorであるDr. Neena Imam氏らが登壇されていました。Quantum Networkingというホットな研究テーマに関して、現在の技術動向や今後の技術革新について第一線の研究者の方からお話しいただき、非常に興味深かったです。

  その後のTechnical Sessionでは山本先生がSession Chairとしてご活躍されていました。発表の取り仕切りや質問など、本会議を支える側として場を上手くコントロールされていました。

  夜にはBanquetに参加し、美味しいワインやお肉をビュッフェ形式で頂きました。

  3日目は私たちの発表を終えた後、「Aloha Table WAIKIKI」というお店で山本先生に夕食をご馳走していただきました。ロコモコ1kgやタコス、ガーリックシュリンプといったハワイを感じられる食事を頂きましたがどれも美味しく、日本人の好みに合うような味付けでした。

  今回、私たちは初めての国際会議で大変緊張しましたが、海外の方の前で発表することは非常に良い経験になりました。世界標準である英語で発信を行うことの重要性を身にしみて実感し、今後は語学力にも磨きをかけ、また海外での発表に挑戦できるように研究をすすめていきたいと思いました。

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