6月25-27日にアメリカ合衆国ワシントンD.C.で開催された国際会議 The 24th IEEE International Symposium on Local and Metropolitan Area Networks (LANMAN2018) で発表を行いました.発表タイトルは ``On-Demand Routing for Chaining Multiple Functions in ICN-Based In-Network Processing'' です.自身の研究を世界各国の企業や大学の方々に聞いて頂けて光栄でした.質疑応答では,我々の研究する情報指向ネットワーク(ICN: Information Centric Network)の分野で世界的に有名な先生方から質問やコメントをいただきました.発表後も,山本先生を交えて私の研究内容について議論しました.今後の研究の進展に関わる多くのフィードバックを頂きました.
また,我々の論文が本会議のBest Paper Awardを受賞しました.Best Paper Awardは,会議に投稿された論文の中で最も評価の高い優秀な論文に贈られる賞です.今までの努力が結実した成果としての我々の研究が海外で高く評価されたことをとても嬉しく思います.
また,会議終了後に,George Mason University の Dr. Kai Zeng を訪れました.彼は山本先生のお知り合いで,私も昨年の国際会議でお世話になった方です.私の研究発表を聞いてもらった後,向こうの学生の発表を聞きました.自身の研究を進める良い機会となったのと同時に,アメリカの学生の勉学に対するマインドを垣間見ることができ良い刺激となりました.
今回の出張では,山本先生と夕食をご一緒させて頂きました.雰囲気の良いジャズが流れるレストランで絶品のフィレステーキと赤ワインをご馳走して頂きました.このお店は Blues Alley というお店で,ジャズミュージシャンによる日替わりの生演奏が聞けるレストランです.美味しい料理とお酒,音楽に酔いしれ,至福の時間が過ごせました.演奏後に素晴らしい時間を過ごさせてくれたニュージャージー出身のベーシスト Tiffany と一緒に記念撮影を撮りましたが,Web公開の許可を頂くのを忘れたので今回は掲載できません... もし興味がある方がいらっしゃいましたら,研究室に直接来て頂ければお見せ出来ます.
今回の会議では,自身の論文を発表してフィードバックを得るだけでなく,Best Paper Awardを受賞できました.また,会議に参加されていたNTTの方々から,日本のICTの現状,昨今のIoTやエッジコンピューティング,AIに関する企業視点のお話を拝聴することができ,非常に有意義な時間を過ごせました.これからも継続的にこのような国際会議にて発表し,国際的に活躍できる研究者になりたいと思います.