関西大学システム理工学部情報通信工学研究室

 2018年12月9-13日 IEEE GLOBECOM 2018 のレポート

 12月9-13日にアラブ首長国連邦(UAE)で開催された国際会議 2018 The IEEE Global Communications Conference のシンポジウム(CQRM: Communication QoS, Reliability and Modeling)で発表を行いました.この会議はIEEE通信ソサイエティの重要会議で,毎年2,000人以上が参加する世界的にも著名な会議です.発表された1,000本を超える論文の内,1本が当研究室の論文です.発表タイトルは ``Resource Pooling in Multipath Congestion Control for Content Centric Networks''です.自身の研究を世界各国の企業や大学の方々に聞いて頂けて光栄でした.

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初日の会議終了後,会議に参加されていた他大学の先生方と夕食をご一緒させていただきました.先生6名+学生の私1名で少々緊張しましたが,皆様気さくな方々でノンアルコールでも会話が弾みました.(UAEはイスラム教の国なのでレストランにお酒は滅多に置かれていません.お酒好きの私にとっては中々厳しい環境でした…)
 料理の写真はお任せで頼んだトルコ料理のケバブの盛合せです.店主の方が陽気な方で「満足しなければお代は要らない!」と豪語されていましたが,案の定お腹一杯の大満足で,きちんとお代を支払わさせていただきました :-)

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3日目の夜,中東料理を存分に満喫した我々は日本食が恋しくなり,Sushi-Sanという店にお寿司を食べに行きました.このお店ではアルコールも提供されていました.こちらに来てからほとんどお酒を飲む機会がなかったので,久々に飲むビールはひときわ美味しかったです.記念にSushi-san ladyと共に写真を撮影しました.

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 会議の合間に会場近くにあるモスクを見に行きました.本年はUAE建国の父,シェイク・ザイード氏の生誕100周年を祝う記念年らしいです.このモスクは彼の名により総工費約20億ディルハム(当時のレートで約550億円)かけて造られ,2007年に竣工しましたが,残念ながら彼は2004年にこの世を去りモスクの完成を見ることはありませんでした.モスクの完成後に最初に執り行われた式典が彼の葬儀だそうです.豪華なシャンデリアや世界最大のペルシャ絨毯などがあり,まるでアラジンの世界に迷い込んだみたいでした.

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今回の会議では,自身の論文を発表してフィードバックを得るだけでなく,学会で活躍されている先生方と研究やそれ以外の色々な話をさせて頂くと良い機会となりました.卒業してからも継続的にこのような国際会議にて発表し,活躍できる研究者になりたいと切に願います.
 本発表が学生最後の発表ということもあり,旅中いろいろと感慨深いものがありました.学生時代を通して不自由なく国際会議における研究発表を奨励・支援してくださった山本先生に,末筆ではございますが,ここに感謝の意を表させて頂きたいと思います.

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